ハイエース H28(2016)/TRH224
2020.06.18
2020.06.18
ガラスを外し、パネルを切断及び溶接部をドリルなどで揉んでアウターパネルを完全に剥がしてしまいます。
骨組みだけになりますと案外、中は空洞が多く存在し各骨が構造として支えているというのが分かると思います。
インナーを直した後にアウターパネルを溶接などによって張り替えていきます。
言葉では簡単ですが、モノも大きいですし溶接で決めていきますので正規の位置に間違わずにしっかりと配置し、張り替えます。
このグランドキャビンのようにスーパーロングのボディの場合、リヤフェンダとスライドドアの間のクォーターパネルエクステンションというパネルは、別部品になりガラスも別です。
パネルの接続部は、ある程度のお決まりはありますが、全体的な損傷状況、各部の状態などで職人が判断して各部品の必要箇所で切断などして元の状態に戻していきます。
スライドドアは、裏吹きから。裏を塗り終わったら表面という順番です。
リヤフェンダ、エクステンションも接続部をしっかりと処理し、サフェーサーの後本塗装に入っていきます。
ボディが長いので、ブース内もスペースが取られますが、しっかり作業スペースを確保して新車並みの塗装肌をを目指していきます。
塗装が完了しますと各部品を元通りに組み付け、動作チェック、各部磨き工程、洗車、清掃といった流れになります。
磨きもハイエースのようにボディがかなり平滑で大きいものになりますとちょっとしたゴミなども目立ってしまうため時間も掛かってしまうのが、実情です。
各部完成チェックを行い問題なければ作業は完了です。
弊社の場合、納車前には修理箇所以外にもちょっとした傷等でしたら磨きやタッチアップペイントなどを施して、少しでもキレイにしてお返しできるよう心掛けております。
乗用車などでしたらこの際にコーティングを追加などしていただけると通常費用より抑えて施工が可能になってきますので、ある意味、チャンスだったりしますので頭の隅にでも残しておいていただけると幸いです。