クラウン H19 GRS180
2014.10.13
2014.10.13
今回は自費修理なので 極力「コスト」を抑える事を重点に置き
修理方法をご提案しました
前後ともに ドアは 構造 強度 作業性 コストを考えた結果
取替がベストの選択です
取替部品はリサイクルパーツを使用し部品代を抑えました
Rフェンダーは本来、交換が妥当な損害ですが
交換すると一番高いパネルですので、修理にチャレンジです
かなり 変形が激しく 袋状のパネルですので
外側から引っ張りだす修理方法です
適当な大きさにカットした鉄板を しっかり溶接します
鉄板にクランプをしっかりはさみ固定します
レバーブロックで 少しずつ加減しながら
ボディーを引いていきます
それと同時に 板金ハンマーで周りをたたきながら
ボディー全体を慣らしていきます
インナー アウター (外・中のパネル)が カタチになってきました
だいたいのカタチを出したら
ハンマー スタッド(ワッシャーを溶着させる道具)を使い
プレスラインや鉄板の張りに注意しながら仕上げます
足付け 脱脂後、板金パテ(形を作るパテ)を
ボディー形状に沿って添付します
熱乾燥後、80番(荒目のヤスリ)のサンドペーパーにて
研磨し整形していきます
板金パテで90%まで仕上げるのがポイントです
板金パテにて成形後 ポリパテ(スアナや軽微な修正をするパテ)
を添付します
熱乾燥後 180番 240番 400番と サンドペーパーを
徐々に細かくしてゆき、面だし、ピンホール ライン などに
細心の注意を払いながら 仕上げます
ホワイトパールは非常に繊細なカラーです
ベースカラーを3回 パールを3回 クリヤーを3回
これをむらなく塗装することで 元の状態を復元できす
当然 乾燥にも時間が寄りかかります
塗装ブースに 温度調整機能があり
一年中同じ条件で 塗装ができます
しっかり乾燥させ 数種類のコンパウンドを使用しポリッシャーをかけます
現車の塗装肌(表面的な感じ)に合わせながら仕上げます
最後に パーツを組付け完成です
洗車 ルームクリーニング 機能点検をして
納車させていただきます
作業内容や 金額など 疑問や心配事が 御座いましたら
まずはご相談してください!